関西地方を中心とした西日本で、主に墓石本体に使用されている白みかげ石。細目で青みを帯びた上品な色合いが特長。
青小目で、光沢がよいのが特徴。切削しやすく、建築材や彫刻材としても使用される。品質が安定している。原石での出荷も。
高い硬度と低い吸水率で、耐性にすぐれている。石目が整っており、艶持ちもよい。塩害や凍結などの影響もほとんどない。
硬度がとくに高く、白みかげの中でも低い吸水率を誇る。上品で落ち着きのある石目は美しく、墓石に適している。
柴山石の中で、石目がやや大きなものが「中目」と呼ばれる。
200年以上の歴史を持つ、白色が美しい石材。石目は荒い。加工しやすいため建築材や造園材など、幅広く使用される。
日本を代表する中目白御影石のひとつ。均一的な柄と美しい色調で、歴史的建造物などにも使用された。30尺以上の大材も採掘可。
硬い石質で、耐久性のある花崗岩。主に外柵やモニュメントなどに用いられる。色合いは、稲田石と比べてやや黒い。
均一な石質で、光沢が美しい。硬度は高いが、ねばりがあるため加工は容易。大材が採れる。鳥居や建築材にも使用された。
北木石の中で、白みがかったものが「瀬戸白」と呼ばれる。
北木石の中で、赤みがかったものが「瀬戸赤」と呼ばれる。
色は赤手と白手の二種類。硬い石質で、変色が少ない。石塔、造園などのほか墓石材としても使用され、用途は幅広い。
深い青色が印象的な、硬度の高い石材。サビが出にくく、つや持ちも良い。建築材などにも幅広く使用されている。
とても堅固で吸水率の低い石材。美しい淡紅色が特長。用途は墓石だけに留まらず、石彫、石碑、建築材など幅広い。
四国を代表する銘石のひとつ。硬度が高く、彫刻の崩れや変色がほとんど起こらない。きめ細かな表面に斑(ふ)が浮くと、殊更に美しい。
庵治石の中で、小さな黒雲母の数が多く、斑が最も鮮やか。石材の最高峰と誉れ高い。
細かさも色合いも中目と細目の中間で、細目に比べると少し白く見える。透明感と繊細さが高級感を醸し出す。
青木石の中で、白みがかったものが「白口」と呼ばれる。
四国を代表する銘石のひとつ。石目は細やかで、青みを帯びている。硬く、吸水率が低く、色あせもない。特級は希少価値が高い。
大島石の中で、石目のやや大きなものが「一級」と呼ばれる。時を経るごとに青みが増す。関西、中国地方で人気が高い。
同じ佐賀県産の天山石に似た花崗岩。色合いは唐原石と比較して「男性的」といわれる。吸水率が低く、つや持ちがいい。
九州を代表する銘石のひとつ。色は濃く、深い青みを帯びている。石の硬さは数ある石材の中でも最高ランクで、吸水性も低い。
九州を代表する銘石のひとつ。青みを帯びた石は硬く、きめ細かい。つや持ちするのも特長。日焼けしにくく、吸水性も低い。
細かな石目で、良いつやが出る。吸水性は低め。淡い薄桃色のやさしい色合いが、女性らしさを感じさせる。